近況とWAF[Catalyst]を使用したWeb開発課題につきまして

随分と久しぶりの更新になってしまいました。最近の生活やライフスタイルの変化として、昨年に「合同会社」の法人から「個人事業主」に変更して開設して、これまで進めずに残してしまっていたプログラム改良やWebサイトのコンテンツ拡張など法人と異なり利益目的だけではなく、自分の考えや研究の側面からこれからの営業方針を定めることができるようになり、肩の荷がおりたように気持ちで事業を進めることができるようになりました。

 さて最近の個人事業主としての営業方針として、プログラミングスキル向上は勿論、より実用的に、開発手法を可視化できるように「フレームワーク」を使用したWebコンテンツ開発に着目して、より体系的で実用的に開発手法を可視化していこうと考え、MVCモデルパターンのPerl言語での代表的なフレームワークである「Catalyst」を使用したモジュール開発を進めています。今回はこのフレームワークをご紹介して書かせて頂きます。

 PerlとはPractical Extracition and Report Languageの頭文字をとったプログラミング言語で当初はレポート作成言語として開発されており、文字の処理能力に優れた開発言語です。Perlはインタプリタ言語で1986年にLarry WAll氏によって生まれたUNIX文化に色濃く移す言語であり、UNIXはもちろんWindows、マッキントッシュなど様々なOS上で動かすことができ、実用性と多様性を重視しており、CGI言語としての使用は勿論、ウェブ・アプリケーション、システム管理、テキスト処理などのプログラムを書くのに広く用いられています。

 さてここでご紹介するフレームワークとは基本テンプレートコードを呼びます。フレームワークを使った開発では開発方針や基本的なコードはフレームワーク部分によって事前に組まれているため、開発時間の短縮、開発生産性の向上につながります。またフレームワークによって構造の統一化が図られ、リリース後のカスタマイズも容易にできます。

 今回、ご紹介するCatalystはWebアプリケーションを開発するためのWebアプリケーションフレームワーク(WAF)と呼ばれperl言語を使用したWebアプリケーション開発で代表的なフレームワークの一つとして知られています。このCatalystを選択した理由として比較的ドキュメントが豊富で解析が容易であったためこのフレームワークを選択しています。

 なぜPerl言語を使用したプログラミングスキルを伸ばしていこうと考えたのか、それは個人的な趣向とタイミングでした。情報業界の現況として現在AI開発などが主流になりPython言語でGoogleライブラリを使用した開発が着目されていることを考えるとそちらの学習を進めた方がよいとも考えたのですが。Perlの読みかけの書籍などが数書籍手元にあったため今回はPerl言語を使った開発をマスターしてしまうことを考えるようになりました。
以下、私が制作中のPerl言語やフレームワーク解析を進めて書かせていただいているドキュメントサイトです。参考程度。

▶ドキュメント制作サイト:Object Oriented Perl DocumentWorkSpace
 
 このフレームワークは10年前から存在しておりますが度その利便性を考えると現在でもMVCパターンを使用したフレームワークは使用されています。今、解析を進めているのは[Catalyst]ですが、後々[dancers]など他の代表的なフレームワークの解析も進めていきたいと考えています。
 実際このテンプレートコードを使用してみた感想は、前述のとおり基本的なコードが組まれていることで非常に使いやすく効率的にプログラミングを進めていけることができることは当然ですが、構造の単一化がしやすいことが特徴的だと感じました。このフレームワーク解析を進め更にドキュメントサイトの制作を進めていきながら、将来的な開発事業の課題として「可視化した開発手法」をテーマに解析を進めていきたいと考えています。

 さて最後に余談ですが、先日母校の埼玉大学卒業生が経済和会の懇親会に出席してきました。そこで「ニュートリノ」で研究を進めノーベル物理学賞を受賞した梶田栄誉教授と出会い、ご一緒に記念撮影を撮らせていただきました。その分野で世界的にその実績と功績を認められた権威のある方にお会いし、「握手を取り交わして記念撮影」という人生で得ることがあるかどうかの機会を頂戴し、誠に感謝感激でした。

 私もこの機会を糧にして更に自分なりにテーマをもって営利目的だけではなく、研究的な側面からも考慮して事業方針を定めていこうと決意した機会となりました。

ソフトウェア製品の開発について

今回は自社開発ソフトの『Sales strategy planning support』『Sales strategy research support』についてお話をしていこうと思います。
このソフトは会社創立時から開発を進めているソフトウェアであり、店舗戦略立案支援プログラムというサブタイトルからわかるとおり店舗運営における店舗問題・課題・仮説・戦略を明確にし改善意識を強め店舗運営を支援するソフトウェアです。015

このソフトウェアは現在、弊社ホームページ及びvector様でシェアウェアとして掲載して頂き好評なご意見と製試用版をダウンロードをしていただいております。

さてこのソフトを開発したきっかけですが創立時に弊社は資本金も小額で自社製品など持ち合わせておらず、何か自社で軸となるサービス・製品があれば又は創設していきたいと悩んでいました。そこでまずは自分の持っているスキル・経験などを活かし、スキルに関してはプログラミングスキル(幸いVB及びVB.NETのスキルは持ちあわせておりました)、そのスキルを活用し販売員時代の経験と足りない知識はマーケティング本や事業企画本を読みあさり今の自分で昇華をしていきながら最終的に『Sales strategy planning support』を製作するに至りました。実は自分でソフトウェアを開発して出品することは始めてでありプログラミング知識や開発の進め方は勿論、製品化、出品ノウハウ知識はあまり持っておらず毎日調べながら開発と製品化を進めていたのが実情です。

このソフトウェアは消費者側から店舗を調査を実施するミステリーショッパーマーケティングコンサルティングマインドを加え意思決定プロセスに沿った店舗運営戦略立案と店舗改善案を抽出し店舗運営における意思決定支援プログラムになっていただけるよう製作をしております。更にこの機能を改良して団体調査やエリアマーケティングを視野にいれて開発を進めたのが『Sales strategy research support』となっております。

現在この両ソフトウェアは製品としてvectorに出品しており弊社宣伝としては効果が高く、製品のダウンロード件数も一定の数値を保っており宣伝戦略の一つとして非常に効果が高いものとなっております。

ソフトウェアご使用方法についてですが、戦略にしても改善案などは運営者・販売員などの当事者が考えていき売り上げ向上に繋がる仕組みを作り改善への意識づけしていかなければならないということを基づき目標達成に向けた支援ツール、フレームワークとしてこのソフトウェアをご使用していただければと考えています。

さてソフトウェアをリリース後の考察としては次の面でまだまだ改良の余地があると考えています。

  1. マーケティング分野のアンマッチへの対応の対応
  2. マーケティング調査における売り上げ数字への考慮について
  3. 様々なマーケティング手法への対応

1点目は明確にマーケティング分野を定めておらず、業界や店舗によっては結果にズレが生じてしまい小売店の範囲を狭めた考え方で開発を進めていけば調査結果アンマッチへの対応、詳細なアドバイス出力ができたのかもしれないなと思っています。二点目は店舗によっては独自の売上げ分析ツールがあり当ソフトウェアでは売り上げや数字をあまり考慮にいれていないことで調査結果があいまいな結果となってしまい求める出力が返ってこないということ。三点目は調査方法を考慮にいれるべき、多岐にわたるマーケティング手法に対応した結果が出力できればとまだまだ改良の余地があり発展途上のソフトウェアであると考えています。

正直、現時点ではそれほどこの両ソフトウェアで売り上げは期待してはおらず、ひとつの話題もしくは弊社の宣伝ソフトウェアになっていけばという方針で開発の改良を進めているのが現状です。

当ソフトウェアについては今後も改良を進めていき弊社のひとつのコア製品となっていけばよいのかと思っています。

さて今後の自分の課題としてはソフトウェア開発における要件定義・開発マネジメント・テスト方法・ドキュメント作成方法など体系化がされていないこと、知識が不足していることを実感しております。まだまだ勉強が必要ですね。

最後にこの場を借りて製品の機能を簡単にご紹介致します。詳細につきましては弊社ホームページにドキュメントとソフトウェア試用版がありますので宜しければ一度お試しいただきご意見等頂けましたら幸いに存じます。

ソフトウェア機能概要は以下のとおりです。
【Sales strategy planning support】
(1)【Sales strategy planning support】プログラムは店舗運営における問題点を明確に抽出し可視化することで現状の店舗運営における問題・課題を意識させ戦略に沿った運営と売り上げ向上に繋げる手助けとなることにあります。
(2)【戦略診断】と【重点強化目標】の2方向からアンケート方式により調査項目を設定して現状確認をすることで今後の戦略案の立案と現状店舗運営における課題・改善案と実施項目を【診断書】機能により可視化することで【あるべき姿】に実現する手助けとなります。
(3)その調査状況に応じて柔軟に調査項目を変更設定・保存をすることが可能です。複数の調査員・複数の店舗でアンケート調査・統計を行い問題点の抽出を可能にします。
http://social-infoknowledge.com/file/Sales%20strategy%20planning%20support.pdf

【Sales strategy research support】
(1)プログラムは店舗運営における問題点を明確に抽出し可視化することで現状の店舗運営における問題・課題を意識させ戦略に沿った運営と売り上げ向上に繋げる手助けとなることにあります。
(2)【戦略診断】と【重点強化目標決定支援】、【エリア・マーケティング調査】の3方向からアンケート方式により調査項目を設定して現状確認をすることで今後の戦略案の立案と現状の店舗運営における課題・改善案と実施項目、取り巻く環境を【診断書】機能により可視化することで【あるべき姿】に実現する手助けとなります。
(3)その調査状況に応じて柔軟に調査項目を変更設定・保存をすることが可能です。調査項目設定機能により同じ調査項目で複数の店舗、複数の調査員で店舗調査を行うことが可能です。
(4)プロジェクトごとにアカウントを登録して調査を行います。複数の調査員によって各店舗の診断書作成、プロジェクト全店舗のデータ集計・平均データ集計によるExcel出力を行い各店舗の傾向及び強みと弱みを明確にして店舗運営の手助けを行います。
(5)Sales strategy Planning supportの店舗データをインポートしてプロジェクトに加えてデータ集計を行うことが可能です。
http://social-infoknowledge.com/file/Sales%20strategy%20Research%20support.pdf